陣痛開始から2時間でポコッと生まれてきた息子。こんなに早く生まれてくれて、なんて親孝行なの♪
私が出産を終えて、疲れと何とも言えない非日常感に包まれて、ぼーーーっとしていたら、
「あれ?泣かないね~」
という助産師さんの声で我に返りました。
あれ!?ホントだ!泣いてない!!
だいたい赤ちゃんが生まれてくる時って「オンギャーオンギャー」って大きな声で泣いてるじゃん。
大きな声で泣くのを見て「元気な男の子ですね」っていわれるやつじゃん。
え?!なんで?!
なんでなんで?!
もしかしたら何か障害があるの?でも妊娠中に何も言われてないし、、出産中も特に何も問題なく順調に進んだよ、、でもどうして泣かないの~?
急に不安になる私をよそに、看護師さんたちが息子のお尻をペチンとたたきました。
そうしたら
「ふえん」
と、一言だけ声をあげました。
声は上げたけどまたすぐに泣き止んだし、、なんでうちの子だけ?大丈夫?と心配だったけど、そんな息子を看護師さんたちが私の胸の上に乗せてくれました。
胸の上にうつぶせになって、私の顔を見上げる息子。
息子の体温が伝わってきて、息子の重みがとても愛おしくて、幸せな時間でした。
その間も息子は泣かずに、だまって私の顔をじっと見つめていました。
「この人がお母さん」と思ってくれてたらうれしい♪
そう考えながら、息子の温かさを感じていました。
そうしているうちに、「赤ちゃんの体、洗うね~」と言って、息子を抱っこして湯船に連れて行こうとしました。
その瞬間。
「ふええ~ふええ~ふええ~」と息子がしっかりと泣き出したんです!
私から離れたくなくて泣いてるの??
そう思ったらすごくうれしくて可愛くて愛おしくて
私まで泣いてしまいました。
看護師さんたちも「お母さんから話しちゃってごめんね~」なんて言って笑顔になっています。
もう、この瞬間は絶対に忘れない。
今でも大切にしている出産の思い出です。
この先私と旦那さんで大切に大切に育てていって、「この家に生まれてきて本当によかった」って思ってもらえるような素敵な家庭を作っていくんだ!って強く誓った瞬間でした。
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